明治安田生命保険が17日発表した「子育てに関するアンケート調査」によると、育児休暇を取得した男性は30.8%、取得日数は平均41日と、2018年の調査開始以来、過去最高になった。

去年はそれぞれ23.1%と30日だった。

一方で、子育てにかかる費用は月額4万133円で、4年ぶりに4万円台を突破した。

ミルクやお菓子などの「食費」や、おむつなどの「日用品」などで金額の負担感が増していて、物価高が子育て世帯の家計に重くのしかかっている。

また、子どもを「さらに欲しい」と望む人が前年から減少する一方(前年29.5%→今年21.5%)、子どもを「さらに欲しいとは思わない」と回答した人は41.2%にのぼり過去最高となった。

子どもを「さらに欲しいと思わない」理由として「将来の収入面に不安がある」ことをあげていて、金銭面の不安が子どもを欲しいと思う気持ちにブレーキをかけていることがわかった。

(フジテレビ経済部)

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