役目を終えた人工衛星やロケットの破片などのゴミ、”宇宙デブリ“は、人工衛星などに重大な損傷を与える可能性がある。

これまで把握できなかった小さな宇宙デブリを探知する探査機を、イギリスの民間会社が開発した。

宇宙デブリで人工衛星が損傷

地球のまわりを漂うゴミが、CG画像で表現されている。

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役目を終えた人工衛星やロケットの破片などのゴミ、宇宙デブリだ。

地球のまわりを弾丸よりも速いスピードで回るものもあり、その数は、大小合わせて1億個以上とも言われている。

中でも危険とされているのが、1cmより小さな宇宙デブリだ。

わずか数mmの大きさで、人工衛星などに重大な損傷を与える可能性がある。

小さすぎて、これまでどこにどれだけあるのか把握できていなかった。

新型探査機を開発

そこで、イギリスの民間会社が新たな探査機を開発した。

小さな宇宙デブリがパネルを突き抜けると、センサーが震動を感知する。大きさやスピード、軌道を検出できる探査機だ。

0.1mmほどの大きさも、見逃さないという。

データ収集は10月中に始まる予定だ。

人類の小さな敵の手がかりをつかめるのか。大きな期待が寄せられる。
(「イット!」 10月13日放送より)

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