イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻の準備を加速させるなか、アメリカのブリンケン国務長官は12日、ネタニヤフ首相と会談し、人道回廊の設置について協議した。

イスラエル軍は12日もイスラム組織ハマスの拠点を破壊するためガザへの空爆を続け、これまでの死者はイスラエル側で1300人、ガザで1537人とあわせて2800人を超えた。
ガザ市民待避へ「人道回廊」設置を協議
イスラエルは、ネタニヤフ首相が野党と挙国一致内閣を樹立するなど地上戦への準備を加速させている。

こうしたなか、イスラエルを訪問したアメリカのブリンケン国務長官は、ガザの市民の退避などを行う人道回廊の設置についてネタニヤフ首相と協議した。
ブリンケン氏は中東での滞在を延長し、エジプトやサウジアラビアなど15日にかけて5カ国を訪問するとしていて、回廊の設置や人質の解放について話し合う見通しだ。
ハマス「総動員」呼びかけ、日本政府はチャーター機を手配
一方、ハマスは13日に、世界中のイスラム教徒に向けて「総動員」を呼びかけていて、各国にある日本大使館が注意喚起をしている。

こうしたなか、松野官房長官は13日午前の会見で、イスラエルに滞在する日本人の退避のため、14日、最大都市テルアビブからUAEのドバイに向かうチャーター機を手配したと明らかにした。
(「Live News days」10月13日放送より)
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