立憲民主党の泉代表は、6日、労働組合の全国組織・連合から、共に支援を受ける国民民主党との選挙協力が進まない現状について「連合に起因するものではなく、政治の側がもっと努力をするべきだ」と述べ、与党への接近が指摘される国民民主党に、野党一丸となるよう協議を促した。
これに先立ち5日、国民民主党の玉木代表は「連合内の考え方の違いが、(支持)政党が分かれる形につながってきている。連合の中の問題だ」と、立憲との選挙協力を求める連合をけん制していた。
連合は、立憲民主党、国民民主党の双方にとって最大の支援組織だ。
いわば二頭立ての馬車のように、両党を御したい連合だが、5日の連合定期大会に揃って出席した泉・玉木両代表が、その後の会見で、選挙協力に対する違いでそれぞれ別の方向に走り出す姿が改めて浮き彫りとなった。
連合としては、双方の鼻先を同じ方向に向かわせたいところだが、今後の選挙に向けて難しい手綱さばきを迫られている。