「異次元の少子化対策」の財源について、松野官房長官は2日、実質的な「追加負担なし」を目指す方針をあらためて強調した。

新たな少子化対策に向けては、年間3兆円台半ばの財源が追加で必要となる。

政府は、社会保険料に上乗せして徴収する「支援金制度」の創設などで確保する方針だが、松野長官は2日午後の記者会見で、社会保障分野での徹底した歳出改革などにより、「全体として追加負担とならないよう目指していく考えだ」と強調した。

少子化対策をめぐっては、政府の「こども未来戦略会議」が財源確保の具体策の検討に入っていて、2日午前の会合に出席した岸田首相は、「来年の通常国会での法案提出に向け、制度設計の具体化を急がなければならない」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。