ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長は、2日に行われた会見に手紙を寄せ、「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切無くしたい」と叔父の故ジャニー喜多川氏を痛烈に批判し、ジャニーズ事務所を廃業すると明かした。
9月7日の会見には出席していた藤島前社長は2日の会見には出席していない。
そのことについて藤島前社長は手紙の中で、母親であり事務所の幹部でもあったメリー喜多川氏について話す際に、「過呼吸にならずに話す自信が無い」と説明した。
藤島前社長は、「母メリーは私が従順なときは優しいですが、少しでも違う意見を言うと気が狂ったように怒り叩き潰すようなことを平気でする人でした。20代のときから私はときどき過呼吸になり、倒れてしまうようになった」と記した。
さらに、メリー氏の生前、メリー氏からの命令で取締役にされていたが、経営に関する権限はなく、新社屋が完成してから一度もジャニーズ事務所には足を踏み入れた事がなかったという。改革をしようとしたり、社員の環境を整えようとしたことで、メリー氏を怒らせたことが発端としていて、メリー氏との関係が悪化していたことを明らかにした。
また心療内科医から「メリーさんはライオンであなたはシマウマだからこの状態から逃げるしかない」と言われていたという。
その上で、「叔父と母が作った物を閉じるのが加害者の親族である私の償い」とし決意を綴った。
現在100%保有しているジャニーズ事務所の株式については「有利な条件での買収も持ちかけられたが、法を超えた補償を実現するために株を保有し事務所に残る」としている。
「補償が完了した際には、代表権を返上し、納めるべき税金を支払い、会社を終わらせる」と記した。会社を終わらせる事については、「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切無くしたい」と強い言葉で表現した。