東京都内のホテルで29日に開かれた「プライムニュースの集い」で、自民党の茂木幹事長、立憲民主党の泉代表ら与野党の幹部が「日本新時代への提言」を行った。
集いでは、自民・立憲など6党の幹部に「日本新時代への提言2023」と題して、提言を求めた。
自民党の茂木幹事長は「変化の中の成長力と存在感」を提言。
茂木氏は、「新しい秩序が生まれる時に、日本がその中心で秩序づくり、維持を行うことによって存在感を増し、新しい流れを先取りすることによって、成長力をもたらすことができる」と説明した。
公明党の谷合幹事長代理の提言は「寛容と敬意」。
谷合氏は、人口減少の問題を挙げ、「多様な力を包摂的にまとめあげていくことが、どうしても必要ではないか。中道政治を貫こうとする時に、寛容と敬意の精神が大事な基本的哲学だ」と述べた。
一方、泉代表は、提言として「平和・幸福・繁栄の精神で」と記した。
泉氏は、「日本が今、『がんばるれよ』と期待を受けるよりも、もっと繁栄に向けて、この国の平和を守り、国民の幸福度を高める政策に力を入れなければならない」と語った。
また、日本維新の会の馬場代表は「強くてしなやかな国造り」を提言。
馬場氏は「強く」について、海外訪問などを通じて「まだまだ日本は弱いな、子どもだなとを感じている」と説明し、「内政については、国民にしなやかな行政サービスを提供していく国造りが目標だ」と述べた。
国民民主党の川合幹事長代行は、「給料があがる経済」を提言とし、「持続的賃上げ実現」の必要性を強調した。
共産党の穀田国対委員長は、「憲法を生かす政治と社会を~国民主権、平和主義、基本的人権、地方自治~」を提言した。