外でお弁当を食べる機会が多くなる、これからの行楽シーズンは、一年の中で最も「食中毒」に注意が必要となる。 お弁当を作る時は何に注意するとよいだろうか。食中毒対策をお弁当のプロに取材した。

街のお弁当店"食中毒"対策は…

大阪市西区にある「熟成玄米専門店88(エイティエイト)」では、弁当を作る時には手洗いや、調理器具のアルコール消毒を徹底しているという。

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熟成玄米専門店88・脇田順子さん:
お肉だったり、お魚だったりのときはその都度、(まな板・包丁を)洗って消毒をしてから使っています

そして、お弁当に入れるおかずにも気をつけていることがある。

熟成玄米専門店88・脇田順子さん:
お弁当で時間がたったりするので、しっかり火を入れるようにしてます

本来は半熟がおいしい「味付け卵」も、暑いこの時期はしっかり中まで火を通して、半熟にならないようにしている。

調理できたら「冷やす」これが大切

調理できたら、奥にある冷凍庫に入れてすぐに冷ます。

熟成玄米専門店88・脇田順子さん:
常温で細菌が増えやすい温度にいる時間をなるべく短くする意味で、冷やしてます

さらに、容器への盛り付けの作業でも「食中毒」対策を行っている。 作業スペース、容器にアルコールで消毒したあと、ご飯は粗熱をとってから盛り付けている。

細菌が繁殖する要素「水分」をふき取る

また、おかずを乗せる前には…。

熟成玄米専門店88・中川伶羽さん:
水分をとっています。水気のあるものはすべてペーパーなどでふいてしっかりと。

こうして細菌が繁殖する要素である「水分」と「温度」に対策をとったお弁当ができ上がった。

熟成玄米専門店・脇田順子さん:
あったかいご飯だとフタに蒸気がついてしまうので、そういうことのないように、ご飯もおかずも冷ましてから詰めて、水滴がでないように防いでいます

ポイントは水分と温度ということで、 食中毒を防ぐためにはこれぐらい徹底しないといけないということだ。

(関西テレビ「newsランナー」2023年9月21日放送)

関西テレビ
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