インテージが28日公表した「防災意識に関する調査」によると、4割が家庭で防災対策をしていないことが分かった。
調査は全国の15歳~79歳の男女5000人を対象に行ったもので、1人暮らしでは10代は79%、20代は80%と若年層が対策をしていない状況が顕著となった。
一方で、70代も53%が対策をしていないと回答した。
また、どのような「脅威」に対する不安を感じるかについて、最も多かったのは地震(85%)で、猛暑(高気温)(82%)、「集中豪雨、大雨、暴風」(79%)と続いた。4番目に多かったのは「感染症や伝染病の爆発」(73%)でコロナ感染拡大が影響していると考えられる。
過去1年間に家庭で防災対策にかけた費用は1人あたり2051円で、前の年に比べ200円ほど増えた。
家庭に備えているものとしては「水」が最も多く、「レトルト・インスタント食品」、「ペーパー類」と続いた。
備蓄食はいざという時に期限が切れていることがないよう、日々の確認も必要で、改めて「日常の防災」への意識を高めておきたい。