アメリカ・ニューヨークで心臓移植を待っていた1歳の佐藤葵ちゃんが無事移植手術を終えたと関係者が18日、明らかにした。
佐藤葵ちゃんは心臓から血液を送り出すことが出来ない「重症心不全」を患い、心臓移植手術を待つために今年3月、家族とともに渡米し、ニューヨークの病院に入院していた。
関係者によると現地時間の8月12日、6時間の心臓移植手術が行われ、無事終了。主治医からは「長期間、補助人工心臓をつけていた子供の術後としては回復は順調だ」と伝えられたという。
父・昭一郎さんと母・清香さんはベッドの上の葵ちゃんの写真(8月16日撮影)とともに、次のコメントを公表した。
「葵に命を与えてくださいましたドナーのお子様のご冥福を心よりお祈りいたします。そして深い悲しみの中、ご決断くださったご家族の皆様へ、深く感謝申し上げます。この日にたどり着くまで、葵のみならず家族全員が、本当に多くの皆様に支えていただき、励まされてまいりました。皆様の力で渡米をかなえていただき、命をつなぐための手術を迎えることができました。改めて御礼申し上げます」
葵ちゃんは現在はICUに移り、体調が落ち着き次第、一般病棟に移る予定だという。