ナイジェリアからの移民が貨物船のかじの上に乗り、14日間かけてそのままブラジルに到着した。

貨物船に近づく警察が、かじの上に座る人たちを見つけた。

4人いて、ナイジェリアからの移民だという。

彼らがこの狭いスペースで耐えたのは、実に14日間だ。

クジラやサメが見える事もあったという。

かじにいた移民:
大変でした。揺れ続けていて、とても怖かったです

食料や水は、14日のうち10日でなくなってしまった。

残りの4日間をどう乗り切ったのかというと、数m下の海水を飲んで生き延びたという。

4人はこうして、命懸けでブラジルに到着した。
ヨーロッパに行くと思っていた
しかし、計算違いがあった。

かじにいた移民:
着いた場所がどこか分からなくて、ヨーロッパに行くと思っていたが、警察は「ここはブラジルだ」って…

4人のうち、2人はナイジェリアに帰国した。残る2人は、ブラジルに亡命の申請をしているということだ。
(「イット!」 8月3日放送より)