7月10日に発生した大雨による土砂災害。現場から約2kmの川沿いにある保育園にも大量の土砂が流れ込んだ。復旧の見通しは立たない中、近くの公民館などで保育園の再開を目指して準備が進められている。
大量の土砂が保育園に

川野優也リポーター:
唐津市浜玉町です。川岸にある建物は川の流れによって土台が大きく崩れています。そして奥を見ると、コンクリートや大きな岩が積み重なっています

泥まみれになった遊具に、めくれ上がってしまった床。

土砂崩れの現場から約2kmの距離にある平原保育園。普段は子どもたちの元気な声が響く教室の中にも、大量の土砂が流れ込んだ。

平原保育園・村益浩玄園長:
次の日(水が)おさまった時に来た時は、ここ(茶色い線)まで全部水が入ってしまっていた。こういう風になるんだなと
公民館などで保育園再開へ
さらに外の石垣が崩れ落ち、通常の運営ができない状況に。
このため、園では近くの公民館と集会場の2カ所を借りて再開させることにした。

いすや机、おもちゃなど保育を再開するのに最低限必要な物だけを園から搬入。入園している園児は50人。この場所で18日から再開させる考えだという。

園の職員:
拭き掃除をして、玩具の消毒をして、園児を迎えるように
ーー応急的な処置?
園の職員:
一刻も早く園児を受け入れなければいけないので
復旧見通し立たず移転の可能性も
一方、建物自体の復旧の見通しは立っていない。もう一度この場所で再開するか、悩むことになりそうだ。

平原保育園・村益浩玄園長:
もしかしたら移転も考えないといけないのかなというのもあるので、なるべく早くいろいろ決めて進んでいったら…。頑張っていきたい
(サガテレビ)