落とし物として警察に届けられ保護されていたブタがNPO法人に引き取られた。引き取り先は「さゆりちゃん」と命名。ハーネスをつけて散歩もするとのこと。NPO法人では今後、里親を探すことにしている。
“落とし物”として保護
6月17日、佐賀・伊万里市の山中で通報を受けた市の職員が捕獲し、ペットの可能性もあることから落とし物として伊万里警察署で“保護”されていた黒ブタ。

ブタはこれまで、警察官や職員がワラで作ったベッドで眠り、毎日2回のエサに加えて、保護されたニュースを見た近隣住民などが持ってきた野菜を、毎日完食する日々を送っていたという。
警察職員も「さびしくなる」

世話をした警察職員:
ブタと聞いてびっくりしました。少し寂しくなりますけど、新しいところで元気に暮らしていってほしいなあと思います
ブタの落とし物を知り、遠くは山口県から、あわせて6件引き取りの申し入れがあったという。

しかし、伊万里警察署から近く、犬やネコの保護活動の実績が多くある有田町のNPO法人、アニマルライブに世話を委託することになった。
「さゆりちゃん」と命名

アニマルライブでは「さゆりちゃん」と名付けられ、ハーネスをつけてお散歩もするという。

アニマルライブ 岩崎ひろみ代表:
ブタを飼えなくなって捨てちゃうってケースが他県であったので、そういうことがあったらうちも保護してあげないと、というのがあった。アニマルライブの看板娘に育てていこうと思う

捕獲から3カ月たっても飼い主が申し出ない場合は、県の所有物として引き続きアニマルライブが保護し、里親を探す予定になっている。
(サガテレビ)