まもなく夏本番!家電量販店では、安いものから高いものまで様々な扇風機が発売中。

しかし、街では「たくさんあって何がいいのか分からず悩む」という声が聞かれた。さらに今年は…

女性A:
晴れている日は常に開けっぱなしにして

女性B:
換気、定期的にしていますね

新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、街のみなさんが行っているという換気だが…

明治大学 理工学部建築学科 樋山恭助専任准教授:
エアコンは(基本的に)換気の機能は備えていない(ものが多い)ので、扇風機を上手に活用することで換気の効率を上げることができます

専門家によると、換気に有効なのは換気扇。しかし、換気扇のない空間でも扇風機を活用すれば、効率よく空気を入れ換えることができるという。

そこでスゴ撮は、今売れている扇風機ベスト5を発表!どのような風が流れるのか調査する。

風量を10段階で設定できる「DCモーター搭載」の扇風機

まずは、約80種類の扇風機が揃うビックカメラ有楽町店へ。扇風機に詳しい専門家と取材した。売り場を見ていると、聞き慣れないワードを発見。

井上清華アナウンサー:
「DCモーター」と書かれていますね。いろんなところに書かれています

DCモーターとは、回転数の制御に優れたモーターのこと。従来の扇風機の風量は弱・中・強の3パターンが主流だったが、DCモーターは10段階程度の風量設定が可能に。

風の強弱を細かく制御できることで、より理想の風を再現できるのだ。

以前は数万円する高価な物だったが、今や1万円を切るものも多い。ビックカメラ有楽町店では、約80種類ある扇風機のうち半分がDCモーターを搭載していて、今や主流となっている。

では、このお店の扇風機売り上げベスト5を発表!

第5位は、シャープ「プラズマクラスター扇風機3Dファン」(税込2万880円 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

その特徴は?

家電ライター 藤山哲人さん:
シャープさんがお得意な動物からマネする「ネイチャーウイング」という方式を取っているんです

こちらの扇風機は、アホウドリの翼を参考につくられた羽根を搭載。細く長い形状が直進性の高い風を生むという。

シャボン玉を使ってどんな風か見てみると、泡がまっすぐに進んでいることがわかる。一般的な扇風機と比較してみると一目瞭然だ。

「3D首振り機能」を使うと風はどう動く?

また、この扇風機には左右だけでなく上下に動く3D首振り機能を搭載している。

そこで、3D首振り機能によって風がどのように動くのかをスゴ撮。

今回は室内の空気の流れについて研究する、明治大学の樋山専任准教授の立ち合いのもと、スモークマシーンで煙を発生させ、気流を観測する。

それでは実験開始。通常の運転では、煙が扇風機の風に乗ってまっすぐ進んでいる。

明治大学 理工学部建築学科 樋山恭助専任准教授:
直進的に風が進んでいるのがよく見えます

では、3D首振りをするとどうなるのか? 扇風機の向いている方へ風が四方八方に進んでいるように見える。

明治大学 理工学部建築学科 樋山恭助専任准教授:
こういった(3D)首振りをすることで、室内の隅々まで空気が広がっているのではないかと思います

プロが教える換気術 ポイントは「窓際」

ここで、樋山氏から扇風機で部屋を換気したい時の効率的な換気方法をアドバイス。

明治大学 理工学部建築学科 樋山恭助専任准教授:
できるだけ扇風機を窓際に寄せ、外に(室内の空気を)追い出すことによって、効率よく換気できるようになります

窓から遠い位置で扇風機を回すよりも、より窓に近い場所で回す方が換気できるという。

そこで、実際に窓を1箇所だけ開けて、扇風機の位置を窓際と離れた位置で実験してみることに。

同じ量の煙を換気した、5分後の部屋の様子がこちら。

左側の扇風機を外側に向けて窓際に置いた方が、煙が消えてカーテンがはっきりと見える。窓際に近い方が、効率よく換気できていることがわかった。

樋山氏によると、窓に近い位置から風を送る方が室内の空気をたくさん排出でき、外気も多く入ってくるため、効率よく換気できるということだ。

売り上げランキング4位は? 高級モデルにも注目

それでは、ランキングに戻ろう。第4位はバルミューダの「The GreenFan」(税込3万9600円 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

最大の特徴は内側が5枚、外側が9枚の二重構造の羽根。これによって自然界の風を再現できるという。

先ほどと同様、シャボン玉を使ってどんな風か実験してみると、ふんわりとした風が流れているように見える。

ここで番外編をご紹介。実は今、扇風機の高級化が進んでいるそうで…

井上清華アナウンサー:
あ、ちょっとこれ扇風機と思えないお値段ですよ!結構しますね

羽根のない扇風機でおなじみのダイソンの最新モデル「Pure Humidify+Cool TM加湿空気清浄機」は、1台8万8000円(税込 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

さらに、パナソニックの「RINTO」は実勢価格が12万円。

支柱部分に高級木材ウォールナットを使用し、流線形の羽根など美しさにもこだわった逸品で、注目が集まっているそうだ。

そして、ランキング第3位はアイリスオーヤマの「サーキュレーター扇風機」(税込1万6800円 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

この扇風機の特徴は、やさしい風はもちろん、力強い風も出せること。これは「スパイラルグリル」という、風を直線的に集中させて遠くまで風を送る技術の賜物。

シャボン玉で実験してみると、勢いよく一直線に飛んでいることがわかる。一般的な扇風機と比較すると、より遠くに飛んでいた。

続いて第2位は、YAMAZENの「DCモーター リビング扇風機BLX-BGD30」(税込8980円 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

この扇風機の特徴は?

家電ライター 藤山哲人さん:
安い家電を出すメーカーで有名なところなんですよ。お値段見ていただきたいんですけれども、DCモーター搭載なのに1万円を切っている。この安さです

さらに、羽根は二重構造の7枚羽。

家電ライター 藤山哲人さん:
7枚だと自然に近い風の流れになるんですね

そして、第1位はYAMAZENの「DCモーター リビング扇風機 BLX-HED303」(税込9780円 ※ビックカメラ有楽町店 店頭価格)。

2位に入った扇風機の一段上のモデルで、ある機能がプラスされている。

家電ライター 藤山哲人さん:
実は、温度センサーが付いているんです

24℃、26℃、28℃の3段階で温度設定が可能で、指定した温度になると自動で運転しはじめる。(※環境により誤差が生じることがあります)

暑さを和らげ、換気の効率を上げることもできる扇風機。みなさんも参考にしてみてはいかが?

(「めざましテレビ」『スゴ撮』6月22日放送分より)