3密対策で座席の半分を有名作曲家の指定席に

岡山市の音楽ホールが3密を避けるために考えた感染防止対策に、SNSで「いいね」が続出している。
クラシック好きな利用者の心をくすぐる粋な対策とは。

岡山放送・大杉侑也記者:
隣に座っているのは、モーツァルトにベートーヴェン。岡山シンフォニーホールでは、座席の半分を有名作曲家の指定席にすることで感染防止対策を行っています

このほかにも“音楽の父”バッハやブラームスにヴェルディ。

岡山市北区の岡山シンフォニーホールでは、座席の間隔を空けるため、座席の半数の1000席を有名な作曲家5人の「指定席」にした。

岡山シンフォニーホール 髙次秀明館長:
この席は座れませんという文字だけだった。それはちょっと無粋だろうと。お客さんに気持ちよく協力してもらえる方法はないのかということで考えた

2万以上の「いいね」がつく反響

6月13日にツイッターに投稿すると、瞬く間に話題に。

ツイッターの投稿:
両隣が作曲家。わくわくしますね

ツイッターの投稿:
こういう遊び心、素敵

2万を超える「いいね」がつくほどの反響となっている。

岡山シンフォニーホール 髙次秀明館長:
こんなに反響があると思わなかった。逆に、これほど喜んでもらえてうれしい

「少しでも遊び心を」イラストは職員が作成

ホールでは2020年3月以降、コンサートなどが軒並み中止。18日間休館した4月と5月の来館者数は、2019年のわずか1%ほどに。そんな苦境の中、感染防止対策に少しでも遊び心をと企画されたもので、作曲家のイラストは、ホールの職員が手書きで作成した。

イラストを描いた小林枝里子さん:
作曲家になじみがない人も、特徴でパッとわかるような5人を選びました。ホールの魅力の1つに加わればうれしい

岡山シンフォニーホール 髙次秀明館長:
座ろうと思った時に作曲家がいて、この席はベートーヴェンの席かと、そこで思わずニヤッとして心が和む。リラックスした気持ちで演奏会に参加してもらえることを期待している

あなたの席は、どの作曲家の隣に…。
ホールによると、次はシューベルトが指定席を予約しているという。

(岡山放送)