北海道えりも町でオオズワイガニが格安で販売され、カニ爆買いの“聖地”となっている。

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北海道えりも町で、オオズワイガニが500円(19日時点)。まだ爆安な状況に…

来店客:
とりあえず10杯。

店員:
2人で10杯?

来店客:
(1人)10杯、10杯。

今や、北海道えりも町は、カニ爆買いの“聖地”だ。

このオオズワイガニ、元々は大量発生した、海の厄介者だ。

苦肉の策として、格安で販売した。

すると、売れに売れたため、当初200円だった価格を500円に値上げした。(19日時点)

海の幸の異変は、遠く離れた福岡県博多湾でも起きていた。

引き揚げられた網の中に、近年、急に現れたという生き物がいた。

ここでは、元々とれていたアナゴが減った。

そして、シャコが減った。

エビ類も、ピークの10分の1にまで減少しているという。

ここ5年でタチウオが現れる

代わって、ここ5年ほどで現れるようになったのが、網の上の方できらめく、大きなシルバーの魚。

博多湾の漁師・森穣司さん:
タチウオですね。僕が漁師になった頃(15年前)は、底引き網にタチウオは入らなかった。

漁師が漁獲したものを見せようとしている
漁師が漁獲したものを見せようとしている

最後に引き揚げた網に入っていたのは…。

博多湾の漁師・森穣司さん:
カブトガニ。すごいでしょ。

漁師が網を引き揚げている
漁師が網を引き揚げている

海と向き合う漁師は、食卓にのぼる海の幸が変わる日も、近いのではと感じている。

(「イット!」 6月21日放送より)