岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で、隊員3人が銃で撃たれ死傷した事件で、逮捕された自衛官候補生の男（18）が、死亡した25歳の隊員について「殺すつもりはなかった。邪魔になったから撃った」と供述していることが分かった。

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14日午前9時ごろ、岐阜市にある陸上自衛隊・日野基本射撃場で起きた事件では、自衛官候補生の男（18）が隊員3人を自動小銃で撃ち、52歳と25歳の男性隊員2人が死亡、もう1人の男性隊員（25）が大ケガをした。

男は、死亡した25歳の男性隊員に対する殺人未遂の現行犯で逮捕されたが、「殺すつもりはなかった。邪魔になったから撃った」と、殺意を否認していることが分かった。

警察は、男が52歳の隊員を狙って発砲し、25歳の男性隊員は巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。

指導隊員は約50人　鉄製帽子かぶるも防弾チョッキは着用せず

一方、陸上自衛隊によると、新入隊員の指導などにあたっていた約50人の隊員は、全員鉄製の帽子をかぶっていたものの、防弾チョッキを着ていなかった。規則上の問題はなかったとしている。

男は発砲直後に、射撃場の中でほかの隊員によって取り押さえられた。

警察が到着するまでの20分以上、拘束されていたという。

FNN

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