住宅街でやりたい放題に暴れ回るサル。そこに現れたのは子育て中のカラス。
ついに両者が相まみえる時が…サル対カラスの激しいバトルが始まったのだ。
住宅街にサル…サクランボ食べて防犯カメラを破壊
5月上旬、大阪府内の住宅街に現れた1匹のサル。

塀の上を我が物顔で歩き回っている。

サルが狙っているのは、庭に植えられたサクランボ。すると器用に防護ネットの隙間から手を突っ込み、食べ始めた。


こちらの住宅では、庭で家庭菜園を楽しんでいて、育てたスイカが丸ごと食べられたりするといった被害に遭っていた。

家の壁に何とかしがみつこうと必死でジャンプするサル。

壁に設置された防犯カメラのケーブルをつかむと、強引に引っ張り、防犯カメラを破壊してしまった。


じっと見ていたカラスが…サルと“ケンカ”勃発
その様子をじっと見ていたのが、この辺りを根城にしているカラスだった。

そして、サルとカラスは隣の家の庭を舞台にけんかを始めた。


カラスが、木の上で休んでいたサルに近づいたその時、サルに対し何度も威嚇するカラス。


見守る住民からは、こんな声援が飛んだ。

住民:
カラスがんばれ...
防戦一方のサルは、結局木を下りて姿を消したという。

このけんかはカラスの勝利に終わった。
取材班が現場を訪れると…。


取材ディレクター:
あ、見て下さい。電柱の上にカラスがいます
この辺りは、近くに山があることから、日頃から多くのカラスが飛んでいるという。

エサの取り合い?専門会の見解は
サルとカラスのけんかを目撃した住民は、けんかの原因はエサの取り合いではないかと話す。

動画を撮影した住民:
サルにサクランボもイチゴも食い散らかされてしまい、カラスを応援していた

専門家によると、カラスは子育てをしていた可能性があると指摘する。

市川市動植物園・菊岡厚史飼育員:
(サルを)巣に近づけたくないので、カラス的には。(巣の)近くに来たサルを追っ払っているように見えた
(「イット!」6月8日放送)