5月30日朝、岩手・JR盛岡駅の線路沿いを、野生のシカが駆けていく様子が撮影された。

映像には、野生のシカが、猛スピードで線路沿いを駆けていく様子が映っていた。

記者:
シカは盛岡駅西口の駐車場にほど近い線路の中を、あちらに向かって走り去っていったということです。

専門家によると、走っていたのはメスのニホンジカだ。

ここ最近、その生態に変化が見られるという。

盛岡市動物公園ZOOMO 企画営業広報・荒井雄大さん:
(岩手)沿岸部の釜石などで頭数が多くなり、大きな問題になっている。盛岡周辺まで進出してきている状況と聞いている。

シカの数が増え、人の多い場所に出没するようになった。

他の場所でも、同じような問題が起きていた。
列車との衝突相次ぎ”減速運転”も
北海道では、こんな光景も…。

「結構いるな。ヤバい ヤバい ヤバい…」

シカが出没するのは、釧路と根室を結ぶ、JR花咲線だ。

冬になると、数え切れないほどのシカが我が物顔で歩き回り、線路を横切っていた。列車とシカの衝突事故が相次ぎ、2022年から冬の夜間は、一部の路線でスピードを落として運転している。

線路の近くにシカが現れるのは、レールをなめることで鉄分を補給するためだといわれている。
(「イット!」6月1日放送より)