国債の上限引き上げをめぐり、バイデン大統領が共和党のマッカーシー下院議長と直接協議するも合意には至らず、債務不履行となる“Xデー”が迫っている。

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アメリカに迫っている“Xデー”。6月1日、歴史上初めての出来事が起こる可能性が、日ごとに高まっている。それは…。

デフォルト=債務不履行。

国の借金である国債の上限引き上げをめぐり、野党共和党とバイデン政権の間で、妥協点が見いだせずにいるのだ。

野党・共和党:
もっと歳出を削減しろ!

バイデン政権:
富裕層への増税だ!

現地時間22日、対立する両者が直接顔を合わせた。

共和党・マッカーシー下院議員:
予算をちゃんと機能させないとね。

民主党・バイデン大統領:
予算のために全力投球だ!

万一、デフォルトになった場合、影響は計り知れない。

アメリカ国債は、世界中の投資家が保有している。

デフォルトになれば、世界の金融市場が大混乱になる可能性もある。

交渉終了後、共和党側が質問に答えた。

合意なきまま“Xデー”まで10日切る

「デフォルト」に備えるべきだろうか。

共和党・マッカーシー下院議員:
NO!NO!NO!NO!NO!我々はすでに(共和党独自の)債務上限引き上げの法案を通していて、いつだって動かすことができる。

まだ両者が合意できていない中…。

“Xデー”はあと1週間あまりに迫っている。

(「イット!」5月23日放送より)