本来は北極や南極など、緯度の高い場所で見られるはずのオーロラが、異例の場所で観測された。

空の中央が緑色を帯びて輝いている
空の中央が緑色を帯びて輝いている
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カメラの映像には、夜空に緑色の輝きが広がる様子が映っていた。

夜空に浮かぶ緑色の光に、紫色の光が重なる
夜空に浮かぶ緑色の光に、紫色の光が重なる

その緑色の輝きの上から、紫色の光が重なっている。

オーロラだ。撮影されたのは、イギリス北部・スコットランドだ。

その南のイングランドでも、紫のオーロラが撮影された。

 
 

本来オーロラは、フィンランドや北極、南極など、緯度の高い場所で見られるもの。

今回の場所で現れるのは異例だ。なぜイギリスに現れたのか?

地球の磁場が乱れる“磁気嵐”が原因

その理由について、専門家はこう答えた。

国立極地研究所・片岡龍峰准教授:
“磁気嵐”という現象が起きたことが原因。世界中で地球の磁場が乱れる現象。普段よりも緯度の低いところまでオーロラが広がる。

数日前、太陽で爆発現象が起こった。

それにより、磁気を持った“太陽風”が地球まで届いたことで、“磁気嵐”が起きたという。

専門家によると、ここ最近は太陽の活動が活発化しているという。

2024年から2025年にかけて、なんと、北海道でもオーロラを見られる可能性があるという。

(「イット!」4月25日放送より)

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