正規軍と準軍事組織の戦闘が続くスーダンで、停戦期限が日本時間のきょう(24日)午後1時に迫るなか、首都・ハルツームから、一部の日本人が陸路で別の都市へと退避を始めたことがわかった。
これを受け、政府はスーダンへの自衛隊機派遣を検討している。

岸田首相(24日午前10時前):
関係各国と緊密に連携しながら(日本人の)安全確保退避に全力を挙げ対応していきたいと思う。

3日間の「停戦」の期限が迫る中、スーダンでは、各国が退避の動きを続けている。

政府関係者によると、首都・ハルツームから一部の日本人が、陸路で集合場所に指定されている別の都市へと移動していることがわかった。

これを受け政府は、23日未明にジブチに到着した自衛隊機の、スーダン派遣を検討。日本人退避に向けた準備を行っている。
フランス国民ら約100人、ジブチ到着 米英も外交官ら既に退避
こうした中、各国がスーダンからの自国民の退避を本格化させている。

フランス政府は、フランス国民など約100人を乗せた軍の輸送機が、周辺国ジブチに到着したと発表。

ドイツ国防省もツイッターに写真を掲載し、退避作戦を進めていることを明らかにした。

既にアメリカとイギリスも、外交官とその家族らを退避させたと発表していて、各国がスーダンからの退避を本格化させている。

一方、退避中のフランス大使館の車列が攻撃を受け、けが人1人が出たとの報道もある。

停戦の期限があと1時間あまりと迫る中、退避活動は重大局面を迎えている。
(「Live News days」4月24日放送より)
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