息子を騙るオレオレ詐欺から高齢女性を救った“お手柄”の信用金庫の職員に、感謝状が贈られた。
警視庁浅草警察署は、オレオレ詐欺を未然に防いだ東京東信用金庫の副支店長、伊藤洋史副さんと職員の田淵絵里さんに感謝状を贈呈した。
信用金庫では4月5日、90代の女性が「病院に行くのに財布を落としてしまった」との息子を装った嘘の電話を受けて、実際に現金80万円を下ろしていた。
伊藤さんと田淵さんは、この女性の言動を不審に思い、警視庁に通報したことで詐欺被害を未然に防止することができた。
浅草警察署の元國浩署長は「『財布を落とした』『お金を工面してほしい』という話は詐欺でためらうことなく、110番通報をして欲しい」などと呼びかけている。