
陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄・宮古島周辺を飛行中に消息を絶った事故で、防衛省が入手した映像から、ヘリコプターが事故直前に、法律が定める最も低い高度の間近を飛行していたとみられることがわかった。

政府関係者によると、防衛省は消息を絶つ数分前のヘリを捉えた映像を入手。

機体の大きさなどから分析すると、高度150メートル付近を飛行していた可能性があることがわかった。

高度150メートルは、航空法の規定で、離着陸などを除き航空機が飛行できる最も低い高度。
ヘリには第8師団の坂本師団長らが搭乗し偵察飛行が行われていて、島の地形などを確認するため低い高度で飛んでいたとみられている。

また、消息を絶つ2分前に交信した際には異常がなかったことから、低い高度から急激に落下し、トラブルに対応する時間が短かった可能性もある。

現場海域では、きょう12日も、自衛隊や海上保安庁による捜索活動が続いている。
(「Live News days」4月12日放送より)
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