5日、最高気温21.8度を観測した東京。前日に続き20度を超える暖かさとなった。

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暖かさが続くと売上げがアップするのが冷たいドリンク。東京・浅草の「もとこ」では、わらび餅を入れた“わらび餅ドリンク”が人気だ。

「もとこ」・東蒼凪さん:
最近は冬場の2~3倍行くほど結構いい感じで売れてくれてます。今は(店員)2人以上じゃないとちょっと難しいくらいお客さんがいっぱい来てくれてます。

朝と日中の寒暖差激しく…

日中は春本番のぽかぽか陽気となった一方、東京の5日朝の最低気温は9.8度。

日中との寒暖差は、10度以上に達した。

さらに激しい寒暖差となったのが、山梨県の河口湖だ。

午前6時半の気温は3.7度。訪れた人たちは、暖かい帽子を被るなど防寒対策をしていた。朝は冬のような寒さだったが、日が昇るにつれて気温はぐんぐん上昇。

午後1時30分には23.8度まで上がり、朝との寒暖差は20度以上となった。

河口湖で取材していた勝野健キャスター 気温上昇とともに軽装に
河口湖で取材していた勝野健キャスター 気温上昇とともに軽装に

現地で取材していた勝野健キャスターの服装も、朝はコートをしっかり着ていたが、気温の上昇とともに軽めに変化した。

医師おすすめ「春バテ」対策は?

こうした極端な気温の変化で、注意が必要なのが、夏バテならぬ「春バテ」だ。病院で診察に当たる医師はこう指摘する。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
何をしたわけじゃないのに、体がなんとなく調子悪いとか、具合が悪いということが起こりやすいです。そういうのを一般的に最近では「春バテ」ということがあります。

この季節特有の気候や環境の変化によって自律神経のバランスが崩れ、疲れが出やすくなるという。春バテを防ぐためには、どうすればいいのか。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
少し温かいお風呂に浸かってみるとか、リラックスする時間を設けた方が良いと思います。

藤永副院長によると、寒い時にはしっかり風呂に入ってリラックスすること、首元を温めるなど体を冷やさないことが春バテ対策になる。また“朝バナナ”もおすすめだ。自律神経を整えるための幸せホルモンである「セロトニン」がバナナに多く含まれているので、朝、バナナを食べることがとても有効だという。

心と体を休めて、体調を万全に。関東では6日も各地で20度を少し超える暖かさとなる一方、湿った空気の影響で雲が広がり、にわか雨のところもある予報だ。

(「イット!」4月5日放送より)