三菱UFJ銀行は、指定した期間がたつとローン残高で住宅が売却できる、新たなタイプの住宅ローンの取り扱いを始めた。
三菱UFJが3月から始めた「残価設定型住宅ローン」は、将来住宅を資産として残さないことを前提とするもので、契約の際に指定された期間を迎えると、2つの選択肢を選ぶことができる。
1つは、契約者が死亡すると権利が残らない代わりに、返済額が2段階で大きく減るコース。もう1つは、残ったローン残高と同じ額で「移住・住みかえ支援機構」が買い取るコース。
金利は通常のローン分に年0.2%上乗せされ、当面はミサワホームが首都圏などで販売する分譲住宅を対象にするとしている。
人生100年時代を見据え、生活スタイルに合わせた住み替えの選択肢を増やす狙いで、メガバンクとしては初めての導入となる。