ウクライナ・ドネツク州。冷たい雪が舞う中、ロシアと戦い続けるウクライナの兵士たち。

この日はバレンタインデー。しかし、最前線で国を守る彼らにとっては…

ウクライナ兵:
ここでどう祝ったらいい?
祝うのは、ロシアに勝利した後だ。

いま、兵士たちを悩ませているのは“弾薬不足”。

支援国の在庫も減っていて、戦場での“消費量”に対し“生産量”が追いついていない。

そんな中、ゼレンスキー大統領の元を訪れたのは、すでに戦車の提供を行っているカナダのジョリー外相だ。

支援の継続を確認し合った。
ロシアがモルドバで“クーデター”を計画か
一方で、ウクライナの隣の国から、怪しい話が持ち上がっている。

旧ソ連の構成国の一つで、ウクライナの南に位置するモルドバ。

そのモルドバのサンドゥ大統領が、こんな発言をした。

サンドゥ大統領:
ロシアがモルドバでクーデターを計画している。

サンドゥ大統領によると、ロシアは民間人を装った“破壊工作員”を送り込み、政府の建物などを攻撃させ、“政権転覆”を謀っているという。

このやり方は、2014年にロシアがウクライナのクリミア半島を併合したときに酷似している。

ロシア側は計画を否定しているが、同じ手口でウクライナの背後に“第2のクリミア”を作ろうとしているのだろうか。
(「イット!」 2月15日放送より)