偶然通りかかった高校生たちが発見したのは、極寒の日に沼にはまった小学生だった。

凍り付いた沼…小学生「助けてください」

1月25日の“10年に一度”の寒波。この日、氷点下7.5度を観測した仙台市で、危機一髪の出来事が起きていた。

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公園の沼。一面が凍りついている。

凍り付いた沼に人影が…
凍り付いた沼に人影が…

そこに、うずくまる人影。

小学生2人が沼にはまっていた。

偶然発見したのは、下校中の高校生たち。
声をかけると…

小学生を救助した東北高校2年 高田結羽さん:
「助けてください」と言われたので、沼に入りました。

近づくと1人は電話をかけていて、もう1人は倒れた状態。助けを待っている時間はなかった。
高校生たちは連携して、子ども2人を沼から引き上げた。

しかし、気温は氷点下。体温を奪われ続ける子どもたちに…

小学生を救助した東北高校2年 吉野風雅さん:
足と手が動かせない状態だったので、とにかく暖をとるために、着ているものを全部被せました。

さらに、持っていたカイロで子どもたちを温め続けた。子どもたちにケガはなかった。

助けた高校生4人には、警察から感謝状が贈られた。

(「イット!」2月9日放送より)