
トルコ南部で6日に発生した、マグニチュード7.8の強い地震。

トルコだけでも5000棟の建物が倒壊するなどし、日本時間8日朝までに、トルコと隣りのシリアで、合わせて7500人以上が死亡している。
シリアで、トルコで…ビル倒壊の瞬間 一瞬でがれきの山に…逃げる人々
シリア・アレッポで、ビルが倒壊する瞬間を捉えた映像がある。


建物は一気に崩れ落ち、周りにいた人が悲鳴のような声を上げ、建物から離れる様子が映っている。

ビルの倒壊は、トルコ・シャンルウルファでも…。

崩れ落ちたあと、あたりは砂埃で真っ白になった。


撮影者:
ヤバイ…大変だ。

そして、大勢の人々が建物から離れるように、カメラに向かって避難してくる。

現場に近づくと、そこはがれきの山となっていた。
「孫はまだ1歳半…」がれきの下に取り残された人々 救助活動続く
震源から約150キロ離れた南部の街、トルコ・アダナのマンション倒壊現場では、夜を徹しての救助活動が行われていた。

夜が明けた明るい状態で見ると、大きな建物が完全に崩れ落ち、がれきの山と化してしまっているのがよく分かる。


ストリートビューで見てみると、1階部分に店舗が入った、15階建てのマンションだった。

地震発生から30時間以上が経過し、強い余震が続く中、救助活動が続けられていた。

女性:
孫はまだ1歳半です、助けてください、お願いします。朝から連絡がない。

トルコ・カフラマンマラスでも、跡形もないほどにつぶれてしまった建物が。しかし、そんな崩れ落ちた建物の中で、救助を待っている人がいる。

男性:
現在、がれきの中から2人の声が聞こえる。救助チームが活動をしている。大変痛ましい状況だ。

シリアでは、倒壊した建物から、男の子が救出された。何か声を上げている。

すぐに救急車で病院へと運ばれた。

トルコでは、何とか命拾いした人々が、たき火に集まり暖をとっていた。

女性:
ここで凍えてしまう。避難場所や寝泊まりする所もない。

上空に寒気が流れこみ、昼間も気温が低い状況がつづくトルコ。今なお、多くの人が、がれきの下にいるとみられ、被害はさらに大きくなる可能性がある。
(「イット!」2月7日放送分に情報を追加しています)