「燃料費の高騰」「電気料金の値上げ」など物価高が家計を襲う中、街の人たちは、あの手この手で節約に挑んでいます。しかし、そんな「家計の努力」もむなしく、終わりが見えないほど広がっていく「値上げ」の波。

「めざまし8」は、節約の“プロ”である節約アドバイザーの和田由貴さんに「誰でもできる簡単節約術」を聞きました。

「エアコン」を「こたつ」に変えるだけでお得!?

値上げの影響を特に受けているのが暖房器具です。

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暖房器具を1日10時間使用した場合の、ひと月の電気料金は、それぞれ以下の通りです。
(※JCCCAホームページを基に番組が独自に試算)

エアコン:約1万290円
ガスストーブ:約2万1430円
電気ストーブ:約3万6000円

部屋全体を温める暖房器具は、全体的に割高です。
一方で部屋の一部を暖める暖房器具を見てみると…

電気カーペット:約4290円
こたつ:約1710円

こちらは、エアコンなどに比べると比較的割安です。
例えば、エアコンからこたつに変えただけで、約8580円の節約に。

節約アドバイザー 和田由貴さん:
部屋の広い範囲を暖めるものと、一部分だけ暖めるものでは、消費電力が大きく違ってきます。両方のいいところを多く取り入れつつ、健康を害さない程度にうまく節約していただければと思います。

これ知ってますか? 電子レンジの「ワット数」に隠された秘密

電子レンジを使う際に気にする「ワット数」。実は、この「ワット数」は消費電力を示すものではありません。

和田さんは、節電を意識するのであれば、「高いワット数で短時間使った方がお得」だといいます。

節約アドバイザー 和田由貴さん:
簡単に言ってしまうと、「ワット数」はものを温めるためのエネルギーを指すものなので、消費電力と比例しないんです。
強いワット数で温めたほうが、電力の変換ロスが少なめなので、弱いよりも強く使った方が消費電力は低めになる傾向があります。

ほんのちょっとの「手間」で5000以上円お得に!?飲み物節約術

ほんの少しの手間で、5000円以上お得になるものがあります。それが、「飲み物」です。

例えば、市販の麦茶1日2リットルを30日、スーパーで1本180円で買った場合、1カ月で約5400円かかります。
これを、水出しの麦茶パックに変えると、ぐっと安く約250円に。
約5150円もお得になります!

節約アドバイザー 和田由貴さん:
もちろんミネラルウォーターとかを使ってしまえば、そこまで金額は変わらなくなってしまうのですが、浄水器をつけていたりすれば、かなりの節約になると思います。

(めざまし8「わかるまで解説」より 2月3日放送)