ビリヤードに興じる人々に、飲み物を囲んで談笑する様子。
フィリピンの首都・マニラにある「ビクタン収容所」の内部を撮影した写真です。

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今、この収容所に、全国で相次いでいる強盗や窃盗事件の指示役とされる「ルフィ」と名乗る人物がいる可能性が浮上しています。

「めざまし8」の取材に、「ビクタン収容所」の写真を見せてくれたのは、韓国で活動する作家キム・ユンニョン氏。

作家 キム・ユンニョン氏:
私がビクタン収容所にいたときは、600人ぐらい収容されていて、日本人は15人ほどいました。最近でも、ビクタン収容所の中にいる人たちと連絡しています。現在も日本人は十数人ぐらいいると聞きました。

約4年前、不法滞在で、4カ月ほどビクタン収容所に収容されていたというキム氏。写真は、その間に撮影したものだといいます。
キム氏は、いまも収容されている韓国人の知り合いから収容所の様子を聞いているといいます。

日本人の“特殊詐欺”グループも活動?「ビクタン収容所」内でも犯罪が可能

フィリピン入国管理局が管轄し、不法滞在の外国人などが入る「ビクタン収容所」。

キム氏によると、収容所に携帯を持ち込むのは容易なことだといいます。
そして、キム氏が収容されていた当時、目撃したのは、携帯電話を使って“特殊詐欺”などをしている日本人のグループでした。

作家 キム・ユンニョン氏:
収容されていた日本人の中で、携帯電話を使って “特殊詐欺”などをしているグループがいました。
ビクタン収容所と一般的な刑務所は厳しさが違います。普通の刑務所は通信を制限されています。だから何かを指示するとか、何かを買うなどは難しいですが、ビクタン収容所は、普通の社会生活と同じです。
いつでも通信は開放されており、いくらでも指示できます。外部とのお金のやりとりはいくらでもできるし、ビジネスも自由にやることができますから。

ーー今回の連続強盗事件でも、収容所から指示した可能性はあるということですか?
携帯での通信もできるし、いくらでも可能です。

エアコン完備のVIPルームも…わざと送還されないようにする日本人

お金次第では、自由な生活を手にすることができるという「ビクタン収容所」。

お金のない人は大部屋で生活し、お金を払えば収容所内の個室、いわゆるVIPルームを利用できるといいます。

作家 キム・ユンニョン氏:
日本人はお金を払って、個室を使っていました。個室にはエアコンも、トイレも完備されています。

そんなグループの中に、“ルフィ”と名乗る人物が本当にいるのでしょうか。
フジテレビの平松秀敏解説委員は、「特殊詐欺グループは、海外、特に東南アジアを拠点としているグループが多い」といいます。国内よりも逮捕されるリスクが低いからです。

キム氏によると、「ビクタン収容所」には、わざと日本に送還されないようにしている日本人もいたといいます。

作家 キム・ユンニョン氏:
実は、重い罪を犯していて日本に帰るのが怖いから、フィリピンで嘘の犯罪をでっち上げたりします。嘘の犯罪が解決するまで、フィリピンから出られませんから。

実際、逮捕された一人は、「指示役のルフィとは会ったことはないが、普段ルフィはフィリピンにいて、日本には帰ってこないとも聞いている」と証言しています。

日本の捜査の手は、“ルフィ”と名乗る人物に届くのでしょうか?
警視庁は26日の会見で、「関係都県警察と都府県警察の刑事部長、組織犯罪対策部長を招致して、会議を開催することにした」と発表、捜査を続けています。

(めざまし8 1月27日放送)