寒波による大雪の影響で、新名神高速道路では大規模な車の立ち往生が発生した。雪の予報がある場合不要不急の外出を避けるのが大前提だが、やむを得ず外出しなければならない時、必要な備えや覚えておくべきことがある。
車内に準備しておきたいもの

タイヤのチェーンや、バッテリーがあがった際のブースターケーブル、それに車外で作業するためのスコップや長靴、懐中電灯などは必ず装備したい。
また、長時間 車内で待機しなければならない場合に備え、簡易トイレや食料、寒さ対策用のカイロや毛布があると便利だ。モバイルバッテリーなどスマホや携帯電話の充電用品もいざというときに役立つ。
一酸化炭素中毒に注意

立ち往生してしまったとき、特に気を付けなければならないのが一酸化炭素中毒だ。
エンジンをかけた状態で車のマフラーが雪に埋まってしまうと、排気ガスが車内に入り、一酸化中毒となる恐れがある。エンジンを付けて暖房を入れる場合は、マフラーの周りの雪をこまめに取り除くことが大切だ。
状況に応じた計画を

JAF静岡支部の永田泰裕さんは「ガス欠に備え、ガソリンを満タンにして出掛けること」と「道路情報をこまめに確認し、状況に応じて計画を変更することも必要」と話していた。

静岡県内でも2017年に御殿場市の新東名で約1000台が8時間半にわたって立ち往生した。県内でも県東部や山間部などでは、雪や路面が凍結することがありしっかり備えておくことが大切だ。
(テレビ静岡)