旧統一教会との接点について「やましい付き合いはない」。渦中の細田議長が”ほぼ非公開”で説明を終えた。

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24日午後2時半ごろ、国会近くの議長公邸に、与野党の代表者が集まった。

その中央に座っていたのは、旧統一教会との接点が指摘されている衆議院の細田議長だ。

“ほぼ非公開”で説明を終える

マスクはせずに、きょろきょろと周囲に目をやる細田議長。

教団との接点について、自ら説明することになったが、やりとりの様子は非公開だった。細田議長は、このあとどう説明したのか。

2019年10月、細田議長は旧統一教会の友好団体が主催した名古屋市の会合で、こう挨拶をしていた。

細田議長:
今日の盛会を安倍総理にさっそくご報告したいと考えております。

教団との接点については、2022年に関連団体の会合に8回参加していたことを文書で認めたが、記者会見など、自らの言葉での説明には応じなかった。

一部の野党、記者会見など求めていく方針

こうした中で、ようやく設けられたのが、今日の説明機会。細田議長は、与野党の代表者に対し約1時間、自ら説明した。

2019年の会議で安倍首相(当時)の名前をあげたことについては、こう話したという。

自民党・盛山議員:
「リップサービスでそういうふうに言った」と。それで「その後(安倍元首相に)報告はしていない』という発言があった。「やましいような付き合いではなかった」と。

また、「なぜ自分の言葉で語ってこなかったのか」と問われた際の答えはこうだった。

日本維新の会・中司議員:
議長として公平中立を旨としてやっているのだから、そういうことに答えるのは、適当ではない、疑問があるんだ」というようなことをおっしゃっておりました。

立憲民主党の泉代表は、“非公開の場での説明”を批判した。

立憲民主党・泉代表:
結局不透明なものの域を出ないという状況でありまして、なぜ議長が公の場でしっかり説明をしないのか。

一部の野党は引き続き、記者会見など公の場での説明を求めていく方針だ。

(「イット!」 1月24日放送より)