三重県いなべ市に市民に評判の「キャベツのようなシュークリーム」がある。大きさは通常の約5倍で、普通のシュークリームと比べると大きさの違いは明らかだ。
巨大なシュークリームの由来はまさかの「直訳」
三重県いなべ市の洋菓子店「こんま亭」。

店内にはマスカットを使ったタルトや…。

スフレのチーズケーキなど、ショーケースの中にはおいしそうなケーキがたくさん並んでいる。

そして市民に評判だという「キャベツのようなシュークリーム」は…。
リポーター:
あ、これだ、シュークリーム。いなべの小キャベツ?これだ、いなべのキャベツ!大きい、本当にキャベツみたい

これが市民に愛されているシュークリーム「いなべのキャベツ」(900円)。

大きさは通常の約5倍、普通のシュークリームと比べると、明らかに大きさが違う。

なぜキャベツサイズにしたのか、店主に聞いてみた。
こんま亭の店主:
シュークリームのシューが、フランス語で「キャベツ」っていう意味なので、それでキャベツ

店主:
やっぱりキャベツっていう名前なんで…普通のシュークリームは小さいじゃないですか。キャベツじゃないじゃないですか。せっかく「シュー」はキャベツということなんで、どこまでキャベツサイズにできるかって、ちょっと遊び心でチャレンジしたらこうなった
食べ方は、フォークで上からくずして食べるという。

サクッといい音を立ててシュー皮が崩れると、中からはクリームの甘い香りが漏れてきた。

リポーター:
最高ですね。クリームがものすごくなめらかです。おいしいです。つぶしてすぐなので、シュー皮もパリパリのままですし…かぶりつきたくなりますね
カスタードクリームをベースに、少し生クリームが加えている。

注文を受けてからクリームを詰めるため、パリパリの状態で食べることができる。

店主によると、5時間以内なら皮が湿気る前においしく食べられるという。

店主:
今日も上からつぶして食べていただいたように、ご家族とかでシュークリームを崩し合いながら、「ココ僕の陣地」とか子供たちが言いながら食べている姿って、想像するだけですごくステキで幸せな時間だなと思うんですよ。「いなべのキャベツ」を通して幸せな時間を提供できたら、菓子屋やっていて本当に良かったなと、そんなつもりで作りました

市民に愛される「キャベツのシュークリーム」には、店主の特別な思いがあった。
(東海テレビ)