8月30日発表された北海道のガソリン平均価格は183.3円。
値上がりはこれで10週連続だ。
店側もあの手この手で割り引きの努力を続け価格競争も激しくなっていた。
コストコ先陣で”価格競争”激化
石狩市や札幌市北区では29日、1リットル170円台を表示している店が多く見られた。

先陣を切っているのがコストコ。

年会費を払う必要があるが、29日はレギュラーガソリンが172円で次々と車が給油に訪れていた。
周辺のスタンドでも負けじと値段を下げているということだ。

止まらないガソリンの高騰

全国での平均価格は185.6円で、15年ぶりに最高値を更新した。

政府は補助金を延長し170円台に価格を抑える方針で今週~来週が価格のピークになるとの見方もある。

少しでも安くするための企業努力も
札幌中心部でも企業努力を続けるガソリンスタンドがあった。
表示は183円だが

「『ドライブオン』というアプリがあり、インストールして使うと安くすることができる」(札幌アポロ株式会社 セルフ南5条SS 渡辺 佳奈子 さん)

アプリの会員に登録することで、初回1リットル7円引きのクーポンが発行される。

このほかクレジットカードを作ることで安くなるキャンペーンなども利用できる。
「最大13円値引きになる。アプリ会員はここ2~3か月で一気に増えている」(札幌アポロ株式会社 セルフ南5条SS 渡辺 佳奈子 さん)
アプリ会員には月に2回4円引きのクーポンも発行される。
この店では1か月の会員登録者が以前の1.5倍の300人以上に増えたということだ。

早速クーポンを使っている人に話を聞くと
「クーポンとかポイントは最近活用しています」(給油した女性)

個人タクシーの運転手は無料通信アプリLINEのクーポンなどを使って1リットル179円で給油していた。

「やっぱり安いところじゃないと厳しい。安い方がいいに決まっているから」(個人タクシーの運転手)
