佐賀・唐津市の高校生が試行錯誤を繰り返して佐賀の特産品が詰まった“究極のお茶漬け”を考案した。地元の魅力が詰まった“究極のお茶漬け”は、唐津市内の旅館でアレンジして提供されることになった。高校生のアイデアが詰まったお茶漬けに、各旅館の料理長のアレンジを加え、3種類のお茶漬けを提供する。

女子高生4人が佐賀の特産品で作った「さが究極のお茶漬け」

10月14日から唐津市の旅館で提供される「さが究極のお茶漬け」。浜玉町の自然薯(じねんじょ)や有明海苔など佐賀の特産品が使われている。

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このお茶漬けを考えたのは唐津南高校の3年生4人。佐賀県の魅力を発信しようと、3年程前から、授業の一環で取り組み、お茶漬けに使う食材やその調理方法などを試行錯誤しながら決めていった。

唐津南高校3年・吉田百伽さん:
生産者のもとに行って(自然薯)を見せてもらい試食させていただいた

唐津南高校3年・小松奈那香さん:
(自然薯を)とろろにして試したが、ドロドロになったので、揚げた方がいいなと思った

高校生の斬新なアイデアはそのままに…旅館の料理長が味にアレンジ

高校生のアイデアが詰まったお茶漬けに、アレンジを加えるのが各旅館の料理長。水野旅館では、揚げた自然薯を花びらに見立てるトッピングはそのまま生かして、刻んだ自然薯を梅酢に漬けたほか、海苔にごま油と塩をまぶすなどして味にアクセントをつけた。

水野旅館・立花研一郎料理長:
花びらの女子高生らしい思いつき。見栄えがいいと思った。味が浅い(薄い)感じがしたので、しっかりしたものにしたいなと

唐津南高校3年・川上楓香さん:
自然薯が梅の味になっていて、かわいくておいしかった。海苔にごま油の風味がしてとてもおいしかった

唐津南高校3年・草場一花さん:
この具材にはどのお茶が合うかなど、ずっと試行錯誤してきたので、形になったものを見てうれしくて胸がいっぱいになった

このほか、七山でとれた梅干しや玄海灘の釜揚げしらすなどを使用した「梅としらすのお茶漬け」や、生で食べられる特長を生かした「唐津Qサバのお茶漬け」といった3種を提供する。

唐津南高校3年・草場一花さん:
このお茶漬けを通して佐賀のいい所もたくさん知ってもらいたいし、唐津にもおいしいものがあることを知ってもらいたい

生徒全員:
わたしたちが考えたお茶漬け、唐津に食べに来てね~

唐津市内10カ所の旅館でそれぞれアレンジを加えたうえで、10月14日から提供される。

(サガテレビ)

サガテレビ
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