「PTAってやだね、面倒がたくさん」「正直きつい。抜けようかな」。
小中学生の子どもを持つ保護者が、SNS上で思わずこんな本音を漏らしてしまうPTAの活動。

人材不足で注目 PTA代行サービス

そんな悩みを解決するため、2022年8月末に、近畿日本ツーリストをグループに持つKNT-CTホールディングスが開始したのは、学校を対象とした「PTA業務の代行サービス」です。業務開始から約1カ月。浮かび上がったのはPTAが抱える課題でした。
PTA代行の担当者に話を聞くと…

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KNT-CTホールディングス 社長室 未来創造事業担当
夜久晋也次長:

サプライズイベントだったりとか、マニュアルの作成をしてくださいとかですね。

サービス開始から、すでに50件以上、毎日のように問い合わせがあるといいます。

広報誌などの印刷やデザイン、行事の受付などを行う人材派遣など、PTA業務を代行する新サービス。

3人の子を持つ40代会社員:
PTAの作業が多い学校が結構たくさんあるみたいなので、そういう方たちはやっぱりあるとすごく便利なんじゃないのかな。

便利だという声が聞かれる一方で、数々の問い合わせから見えてきた課題は、やはり保護者個人の負担の問題です。

KNT-CTホールディングスの夜久次長によると、特に問い合わせが多いのが人材派遣の相談です。PTAは保護者と教職員からなる組織。学校で働く教職員のため、平日の活動も多いのですが、働いている保護者が平日の活動に参加することは難しいのが現状で、慢性的な人手不足に陥っているというのです。

代行サービスが普及して、PTA業務のアウトソーシングが進めば、こうした問題は改善されるのでしょうか?

(めざまし8「#NewsTag」10月6日放送)