私がお伝えしたいのは、「橋下・松井に続くのは?維新が初の代表選」です。 

松井一郎代表の辞任で、8月末に行われる代表選の大きな特徴は、600人ほどの国会議員・地方議員と、およそ2万人の一般党員、すべてが1人1票で参加できることです。

さらに決選投票なしの一発勝負なので「何が起こるか分からない」(維新・国会議員)との声も。 ポイントはこちら、「予測不可能!維新のトップは誰に?」注目です。 

【注目ポイント・記者解説】

日本維新の会の代表選挙を巡っては、今週に入り、続々と立候補の会見が行われています。

足立康史衆院議員は「党の組織を抜本的に見直さなければ、更なる飛躍は難しい」と話し、出馬の理由のひとつに党組織の改革を挙げています。その上で、党運営の新しい形として3人の共同代表と3人の共同幹事長を置く集団指導体制を打ち出していて「2人のカリスマがいなくなった後の集団指導体制を事実上具体化する構想だ」と説明しました。

馬場伸幸共同代表は、「自民党と対峙が出来る政党に成長させたい」と会見で述べ、立候補を表明しました。共同代表として参議院選挙で掲げていた12名以上の当選を実現したと強調、さらに2023年4月の統一地方選挙では大阪以外の地方議員の数を倍増させ、次期衆議院選挙で野党第一党を獲得、この先10年で行われる衆院選3回以内で、政権を獲得すると目標を定めました。

今回、唯一の女性候補で、2019年に初当選した梅村みずほ参院議員はSNSで立候補を表明しました。梅村議員はFNNの取材に対し、「維新が日ごろから街に出て皆さんに言っていることは、『政治のお金をクリーンにオープンに』です。例えば、交際が必要な上層部の方のお金の使い方は、まだオープンにできるところがある」と話し、政党交付金の使い途もよりオープンにすべきだと訴えています。

また、東徹前総務会長も立候補する意向を固めていて、近く会見を行う方針であるほか、富山維新の会代表の吉田豊史衆議院議員も立候補を表明しています。

党幹部から若手までが入り乱れる形で行われる維新の代表選ですが、大きな特徴があります。国会議員だけではなく特別党員(国会議員、地方議員など)の30人の推薦で立候補が可能になること、さらに特別党員約600人と一般党員約2万人すべてが1人1票を持ち、参加できるということです。

これは、去年行われた自民党の総裁選では、党員・党友の票が国会議員の票と同じ数に圧縮されることと比べると、大きく異なります。そのため、今回の維新の代表選では圧倒的なボリュームがある一般党員の支持をどれだけ集めることが出来るかが勝敗のカギを握るといえます。

維新のある中堅議員は「普段から接している国会議員とSNSやメディア通じて接する一般党員では情報量に大きな差がある。その差が選択の差となり本当に“正しい判断”が出来るのか」と指摘します。その上で「何が起こるか分からないので正直不安だ」と口にしました。

また、別の国会議員は「党員の多くは議員に紐づいている。ドラスティックな変化を起こすことも可能かもしれないが、結局は党内で、これまでどれだけ人のために汗をかいて仲間を作ってきたかに尽きる」と解説します。

すでにそれぞれの陣営からアプローチが行われる中で、「悩んでいる」と話す議員も多いですが、揃って口にしていたのは「どのような結果になっても、党が割れるという事態だけは避けたい」ということです。

日本維新の会の新たな顔を選ぶ代表選挙は8月14日告示、27日投開票の日程で実施されます。  

(フジテレビ政治部 原 佑輔)

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記事 6 原 佑輔

関西テレビ・東京駐在記者、フジテレビ政治部で野党担当。1986年愛知県生まれ。立命館大学卒業後、2009年関西テレビ入社。大阪府警、行政(大阪府・市)、大阪地検特捜部などの担当、京都支局長を経て現職。