私がお伝えしたいのは「手ぶらで戻ったバイデン大統領に批判殺到」です。

ガソリン高騰に対処するために、サウジアラビアを訪問したバイデン大統領でしたが、石油増産の確約は引き出せませんでした。

さらに、記者殺害事件で非難してきた、ムハンマド皇太子とグータッチをする親密ぶりが報道され批判は高まるばかり。

ポイントはこちら「弱腰外交の汚名は返上できるのか」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

バイデン大統領の支持率は政権発足以来最低の4割を下回る水準で推移しています。

40年ぶりの物価高にバイデン政権が対処できていないことへの国民の不満が背景にあり、特に生活を直撃するガソリン価格の高騰は大きな問題となっています。

今回のサウジアラビア訪問では、原油増産の確約を取り付け、政権浮揚につなげる狙いがありましたが、明確な返答は得られず、空振りに終わった形です。

ウクライナ侵攻を受けて、アメリカやヨーロッパ諸国を中心にロシア産原油の輸入を禁止する制裁を打ち出しましたが、その影響で供給が減り、結果的に原油価格が高騰しています。

一方で、中東の産油国はバイデン大統領が「今後数か月以内にも」と期待を寄せる「原油の増産」に関しては、原油相場の下落につながり、国家収入が減るため、増産に踏み切るかは不透明な状況です。

11月に中間選挙を控えるバイデン大統領ですが物価高騰に歯止めがかからず、このまま選挙を迎えれば与党・民主党が大敗し、政権はレームダック化する恐れもあります。

インフレ対策につながる有効な一手を繰り出せるか、注目が集まっています。

(FNNワシントン支局長 藤田水美)