日米の金利差などを背景に、歴史的な円安が続いている日本。輸入される花の価格にも影響が出ているが、そんな中、円安の影響を受けない新潟県産の花に注目が集まっているという。夏を代表する花・ヒマワリを取材した。
お盆の仏花にも! 円安の影響受ける今…オススメは「新潟県産ヒマワリ」

7月18日、色とりどりの花の競りが行われていたのは、新潟市中央卸売市場。急速に進む円安の影響で、花の価格にも影響が出ているという。

「新花」総務部・池田紀行 主任:
輸送費のコストも高くなっているので、輸入品の入荷量は下がっている。それによって全体の入荷量も減少しているので、どうしても単価が高くなってしまう品目もある
国産のほか、輸入品の花も取り扱う「新花」では、輸入量を前年に比べ3割ほど減らしている。その分を国産でまかなっているが、全体的に1割ほど価格が上がっていると言う。

こうしたなか、円安の影響を受けない新潟県産の花に注目が集まっている。

夏の暑い時期にぴったりの花、ヒマワリだ。新潟県産のヒマワリ(切り花用)は、普段見かけるものよりはとても小さく、花束やフラワーアレンジメント用として人気だという。
「新花」総務部・池田紀行 主任:
外で生えているヒマワリと比べると2回りくらい小さい、小ぶりなヒマワリが、切り花では流通している
新潟市北区の豊栄産や、胎内市産などの小ぶりなヒマワリが、6月から市場に出回っているそうだ。

一番人気があるのはオレンジの花びらで、ほかもに定番の黄色や黒い花びら、八重咲きでボリュームのあるものまで、様々な品種がある。

これらのヒマワリの直径は8cm~15cmほどと、普段見られるヒマワリの半分以下の大きさ。花束や観賞用として人気を集めている。また…
「新花」総務部・池田紀行 主任:
この時期だと、お盆の仏花にも使われている。仏花のイメージとちょっと違うが、明るいお供えものになるんじゃないかと思う
最近ではお盆の仏花としてヒマワリを供える人も。

そんなヒマワリを自宅で長く楽しむためには、水の管理が大切だと言う。
「新花」総務部・池田紀行 主任:
花瓶に茎が3分の1くらい浸かる程度の水を入れて、毎日水を替えると長く持つ
ポイントを抑えれば、1週間ほど楽しめるという。価格は1本200円前後と平年並みで、出荷は8月にピークを迎え、9月末まで続く予定だ。

「新花」総務部・池田紀行 主任:
ヒマワリは花の中でも、最も季節感が感じられる花。自宅以外でも、職場や施設等に飾って明るい空間を楽しんでもらえたら
(NST新潟総合テレビ)