2002年に日本と韓国で開催され、新潟でも3試合が行われたFIFAワールドカップから20年。当時を振り返るイベントが新潟市で開かれ、参加者から熱い思いが語られた。
日韓ワールドカップ 新潟市にも世界中のサッカーファン集結
ビッグスワンでも3試合が行われた日韓ワールドカップ。国内外から多くのサッカーファンが新潟市に。


20年が経ち、6月12日にデンカビックスワンで開かれたイベントには、当時の貴重な資料が並んだ。

齋藤正昂アナウンサー:
こちらには、ピンバッジなど大会の開催を記念したグッズ。そして、こちらの額縁には新潟ビックスワンで行われた試合のチケットが飾られています


“出待ち”したファンも…ベッカム選手が新潟に
中学生だった当時、アイルランド対カメルーンの試合を観戦したという男性からは、当時の思い出が次々と語られた。
中学生のときにW杯を観戦した男性:
まず、新潟駅に行った段階でアイルランドのサポーターであふれていた。そのとき、サッカーに引き込まれた

陽気なアイルランドのサポーターが、新潟の熱気を最高潮に引き上げると…
中学生のときにW杯を観戦した男性:
デンマークとイングランドが試合をやったとき、当時のホテル新潟にイングランド代表が宿泊していた。出待ちをして、バスに乗るベッカム選手を見た

日韓開催のスターの一人、イングランド代表のベッカム選手を迎えた新潟。宿泊先のホテルの周りには人だかりができ、ベッカムヘアの人も街のあちらこちらに。


チケットが手に入らなかったファンは、スタジアムの外から…
スタジアムの外のファン:
ベッカ~ム!!!

20年前の大きな経験 新潟のスポーツ文化発展へのヒントに
当時、大会に携わった人たちもそれぞれの思いを語った。
新潟開催で警備に携わった 吉川一直さん:
新潟県が世界に情報発信をしたのは、2002年のW杯が一番だったでのはないかと思う

新潟開催でボランティアを務めた 金子法泰さん:
やはりにぎやかだったし、世界が新潟にやって来たという思いだった

元日本組織委員会 新潟支部 石塚良英さん:
この大会の成功は新潟の誇りであり、大きな自信とスポーツ文化の財産をもたらしてくれたものと信じている

20年前、世界から注目された経験は、これからも新潟のスポーツ文化に大きなヒントを与え続けてくれそうだ。

(NST新潟総合テレビ)