初夏を迎え、家庭菜園を始める人も多いのではないだろうか。
初心者もマンションに住む人も、簡単にできる栽培キットが人気を集めている。インテリアのようなオシャレなものも登場。
植え込みはたった2分 ベランダで"簡単菜園"
北海道札幌市では5月に初めて25℃を超えるなど、夏本番が近づいてきている。気温が上がると売れ始めるのが、花や野菜の苗だ。
コロナ禍でおうち時間が増える中、家庭菜園を始める人も増えているそうだ。
男性客:
(家庭菜園は)2~3年くらい前からです。毎年毎年、違う品種で。育ち方が変わってくるので、それが楽しいです
男性客:
初めてですね。年だからそろそろやろうかなと
女性客:
花がメインだったけど、コロナで時間がとれるようになったので、野菜とか果樹がメインになってきた
札幌市北区のホームセンターでは、野菜の苗だけでも300種類あり、多くのお客さんで賑わっている。

近年は、初心者でも簡単に始められる商品も増えている。特に人気なのが、畑やプランターがいらない野菜用の土。その他に必要なのは、苗と支柱だけ。

ジョイフルエーケー屯田店 鈴木貴之さん:
こちらが手軽に始められる土。袋の上部を切って少し折る。水抜きの穴の印がついているので、ボールペンなどで開け、掘ってそのまま植える。これだけです
大手飲料メーカーのカゴメが販売しているこの商品(「KAGOME そのまま育てるトマトの土」1408円)。袋をあけてから苗植えまでかかった時間は、わずか2分。あとは土が乾かないように定期的に水をあげるだけだ。
つるが成長したら、支柱を立てて巻きつける。
ジョイフルエーケー屯田店 鈴木貴之さん:
ヤシの繊維で出来ているので、栽培が終わってそのまま燃えるごみとして捨てられる。非常にやりやすい商品なのかなと
種も土も揃ってデザイン性まで インテリアとしても人気
さらに簡単に始められるのが、室内で育てられる栽培キット。マンションなどでも気軽にでき、インテリアにもなるおしゃれなデザインだ。

ジョイフルエーケー屯田店 鈴木貴之さん:
人気なのは、トマトと葉物系やバジルなど。プランターと種と土と肥料が全てセットになっています。デザインもかわいいものが多いので、女性客が購入されることが多い

オススメは手入れが簡単なミニトマト。水に種をつけて4~5時間。あとは、プランターに土を入れて種をまくだけ。
未経験のスタッフでも簡単に準備ができた。
プランターのサイズは縦横12センチ程度で、場所をほとんど取らない。3カ月ほどで成長し、20個前後のミニトマトが出来るそうだ。

簡単にできる家庭菜園。今から始めれば、夏に向けて楽しみが増えそうだ。
(北海道文化放送)