5月11日、奄美地方の梅雨入りが発表されたが、高知県内も「梅雨のはしり」の天気となっている。梅雨入りはいつごろなのか、気象予報士に聞いた。
また、雨の日も快適に過ごせるアイテムも紹介する。

便利アイテムで「梅雨」対策

2021年は、観測史上最も早く5月12日ごろ梅雨入りした高知県。2022年は、ゴールデンウィーク明けから雨雲が流れ込み、「梅雨のはしり」となっている。

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そこで、2022年はいつ梅雨入りしそうなのか、ウェザーニューズの山口奈智子気象予報士に聞いた。

ウェザーニューズ・山口奈智子気象予報士:
ちょうど1週間前に沖縄が梅雨入り、今日は奄美で梅雨入りの発表がありました。四国地方は今年は6月上旬と、ほぼ平年並みの梅雨入りになりそうです

予想通りならば、本格的な雨の季節まであと1カ月ほど。
高知市のイオンスタイルには、レイングッズの特設売り場が設けられている。

買い物客(女性):
母親の米寿のお祝いに、傘とかかばんとか買おうかなと。ちょうどこれから梅雨の時期なので。(選ぶ基準は)年いっているので、軽さですね

売り場には、選ぶのに迷ってしまうほど種類豊富な傘が並んでいる。
光の角度でさまざまな色にきらめいて写真映えすると話題のオーロラ傘は、2022年も人気。

ハートの模様が入ったものなどは、差していて気分が上がる。

しかし、イオンスタイルの今の売れ筋は、晴れでも雨でも使える晴雨兼用傘。実は2種類あることをご存じだろうか?
ひとつは「雨でも使える日傘」、もうひとつは「UV加工をして日傘としても使える雨傘」。本格的な梅雨時期には、日傘としても使える雨傘がおすすめ。

そんな雨傘の中には、機能的なものも。

野村舞アナウンサー:
この傘、前と後ろと長さが違います。なのでリュックがぬれにくい

これはありがたい機能。一方こちらは…

野村舞アナウンサー:
骨が16本あるんです

一般的に8本が多い中、倍の数で支えているので、強風でもひっくり返りにくいという。

野村舞アナウンサー:
16本あると、持ったときの安定感が違います

そして、部屋干しの強い味方、除湿機や部屋の空気を循環させるサーキュレーターもずらりと並んでいる。
特に新型コロナがまん延した2020年から、換気を目的に爆発的に販売数が伸びたサーキュレーターは日々進化している。

首振りタイプはもはや当たり前だが、こちらは工具なしで簡単にパーツを取り外して洗うことができる。
汚れやすいので、清潔に保てるのは良いポイント。

気になる2022年の梅雨の「降り方」は…

このように、さまざまな雨対策を講じても、気になるのは「降り方」。
2022年の梅雨は、どんな傾向が予想されるのだろうか。

ウェザーニューズ・山口奈智子気象予報士:
梅雨前線を北へと押し上げる太平洋高気圧の張り出しが、6月は平年並みの予想。一方、7月は平年よりも早く北へ張りだしてくる予想で、つまり梅雨の期間は短めになる見通しです。降水量は平年並みの予想ですから、短い期間に集中して多くの雨が降ってしまうことが想定されます。特に6月下旬から7月上旬は、前線の活動が活発になる日がありそうで、大雨による災害の発生には警戒が必要です

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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