上海で事実上のロックダウンが続き、市民生活や経済への影響が深刻になるなか、中国政府は改めて「ゼロコロナ政策」を続ける方針を示した。
中国の衛生当局はきょう会見を開き、「『ゼロコロナ政策』は感染対策と経済社会の発展を両立させる最良の選択だ」として、大規模な検査で感染者を見つけ、隔離を徹底する「ゼロコロナ政策」を堅持する方針を改めて示した。
中国では医療資源が全体として不足し、地域格差もあると認め、基礎疾患がある人や高齢者を守るため「ウィズコロナ」戦略は取れないとした。
また「秋冬の流行期に向けて準備を進める」とも述べていて、習近平国家主席が3期目を目指すとされる秋の共産党大会を控え、方針の転換は難しいとみられます。