北海道南部の厚沢部町が、保育園の留学体験を行っている。目的は全国から子育て家族に移住してもらうこと。すでに2022年11月まで予約が埋まる人気ぶりだ。
1~3週間まで選択可能 木のぬくもり感じる園内
留学体験者:
意外と移住はできるなと
東京から北海道南部の厚沢部町(あっさぶちょう)に来た親子。長女が2週間の「保育園留学」を終えた。いったいどんな2週間だったのだろうか?

Q. どこから来ましたか?
青地空ちゃん(3):
うーん…とうきょう
東京から来た青地広信さん、雪絵さん夫婦と長女の空ちゃん。向かうのは、厚沢部町の認定こども園「はぜる」。

厚沢部町で全国の子育て家族を対象に、2021年11月から始まった「保育園留学」。期間は1週間から3週間まで選ぶことができる。
園内には、林業が基幹産業である厚沢部町ならではの特徴も。室内の壁や柱に、スギやカラマツなど地元木材がふんだんに使われていて、解放感あふれる作りとなっている。

2LDKの一戸建て、保育園も含め費用は17万円
夏には野菜の収穫など、子どもたちは自然を満喫できる。保育園留学の予約はすでに2022年11月まで埋まっているという。
空ちゃんは初めての雪遊び。でも、みんなとなかなか打ち解けられない様子だ。

一方、青地さん夫婦は…。
青地広信さん:
今からオンラインで打ち合わせをします
広信さんは東京でマーケティングアドバイザー、雪絵さんも都内のヘルスケアメーカーの会社で働いている。

青地広信さん:
東京では体験できないような、大自然で思いっきり体動かすとか。違うところに行けたら良いなと思って応募した

厚沢部町が用意したのは2LDKの一戸建て。テレビや冷蔵庫、家具などがあり、Wi‐Fiの環境も整備されていてワーケーションが可能だ。
