4月4日、東京のJR新宿駅にできた長蛇の列。その目的は…

めざまし取材班 田中篤:
みどりの窓口には、人がたくさん並んでいます

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大学1年生:
定期券の購入です。ほとんど大学に登校して授業を受ける

高校1年生:
定期券を買いに来ました

高校1年生の母:
(中学と違って)高校は比較的オンラインは少なくて済むのではと期待している

コロナ禍で迎えた3回目の新年度。これまでとは異なり、2022年度はほぼ「対面での授業」になりそうだという。

会社でも対面研修再開…新年度に期待する新人たち

変化が見られる動きは他にも…

都内の不動産会社が、3年ぶりに再開したのが“対面での社員研修”。接客時のマナーを教わっていた。

FANTAS technology株式会社・國師康平代表取締役:
去年(2021年)オンラインでやった中では伝わりきらない部分とか、結果最終的に、本来研修としてやりたいところまでのスキルだったり、レベルに落とせなかった

そこで新年度から感染対策も踏まえた上で、研修を対面に変えたという。新入社員自ら、お客さん役や営業役を演じることで、理解を深めていた。

新入社員:
対面のほうが、当事者意識というか、実際に体を動かして教えてもらうことで、自分が新社会人として学ばなきゃいけないと実感できました

新入社員:
オフライン(対面)だと実際の緊張感が味わえるので、すごく勉強にはなるなと

社員教育を支援する会社「株式会社manebi」の調査によると、対面研修のみを実施するという企業は、2021年の2倍近い37%に。

人と対面する機会が増えそうな2022年度、新社会人の反応は?

宿泊関係・新社会人:
自分の力をどんどんつけていきたい。コミュニケーションを取ることが好きなのでうれしい

飲食関係・新社会人:
コロナはすごく影響を受けたが、笑顔が出たり、迎える気持ちが伝わるよう接客できれば

イベント関係・新社会人:
多くの人にコロナ禍でどんな新しい体験を提供できるかを考えていきたい

2日間で6回に分けた入学式…サークル勧誘も解禁

一方、学生生活にも新年度を機に変化が現れている。

4月4日に入学式が行われていた東京都内の武蔵野大学。2020年は中止したものの、2021年からは対面での入学式を開催している。

めざまし取材班・鈴木若可:
入学式にたくさんの学生さんたちが集まっています

感染対策のため、例年は1時間行うところを2021年に続いて30分に短縮している。また、4日・5日の2日間にわたって、6回に分けて開催するということだが…

新入生A:
きょう(入学式で)友達になりました。対面でよかったなと思います

新入生B:
オンラインだったら友達もできないし、学校の雰囲気とかも全然わからない

新入生(地方から上京):
全然同じ地区から来る人がいないので安心した。ありがたかった

そして、2021年と2020年は禁止されていたこんなことも今年度から解禁された。

武蔵野大学 学生支援課・鳥井幸望課長:
サークルの勧誘に関しては、今年は公認団体だけ、決められた会場でチラシを配布する形での勧誘活動を許可している。やはり学生の方から新入生と課外活動を盛り上げていきたいという声があった

これには新入生からも、期待を寄せる声が寄せられている。

2年ぶりの機体見学ツアー再開…喜ぶ子供たち

4月4日、東京都で新たに感染が確認されたのは4384人。先週月曜日(3月28日)に比べて160人減り、2日ぶりに前の週の同じ曜日を下回った。

そんな中、約2年ぶりに再開されたイベントもある。

德田聡一朗アナウンサー:
ご覧ください、私の目の前に本物のジェット機があるのですが、すごい迫力ですね

羽田空港で開催される、全日空の「機体工場見学ツアー」。実際に整備士が飛行機を整備する様子を間近に見ることができる。

開催に当たっては、現在、参加者を以前の半分以下に減らして、実施しているというこちらのツアー。この日は、春休み中ということもあってか、多くの子どもたちの姿が見られた。

参加者:
今まで遠くから見ていたものが近くで見られて、迫力が違うなあと

参加者:
(エンジンのところが)大きかった

ANA・池永亮さん:
休止の期間中も問い合わせが多くて、なんとかコロナの感染対策をした上で再開したいということで準備を進めてきた…

ANA・池永亮さん:
見学してもらった子供たちに「将来飛行機の整備士になって活躍してみたい」という夢を持ってもらえれば

(「めざましテレビ」4月5日放送分より)