値上げの春。さまざまな食品の値上げが相次ぐ中、格安の値段で買えるところがある。実に意外なその場所とは?
札幌市民:
スーパーのレジでびっくりします。今までと桁が変わるぐらい

札幌市民:
思った以上にかかっているという印象はありますね
札幌市民:
広告をチェックして、安い店で買うようにしている

家計のやりくりに頭を悩ませる毎日だが、財布に優しいお店を取材した。
なぜここに?財布に優しい"激安食品"
札幌市手稲区の「ブックオフ 5号札幌宮の沢店」。中古の本やDVDなどの買い取り・販売のイメージが強いが…。

ブックオフ5号札幌宮の沢店・工藤圭介さん:
食品売り場はこちらです
ずらりと並んだ食料品、そのお値段は?

ブックオフ5号札幌宮の沢店・工藤圭介さん:
こちらのオリーブオイルは700円ぐらいするんですが、300円を切る価格で販売しています。子ども向けのスナック菓子は、表示価格からさらに30%オフした価格で販売しています。清涼飲料水は表示価格の79円を半額にして、定価の3分の1以下の価格でお求めいただけます

定価の半額以下の商品がめじろ押しだ。
来店客:
オリーブオイルが安い。(買い取りの)査定を待っている間に買おうかな

来店客:
安いから、子どもが欲しいというものがあれば気軽に買える
品ぞろえも豊富 激安のワケは「食品ロス削減」
なぜ、このような低価格が可能なのだろうか?
ブックオフ5号札幌宮の沢店・工藤圭介さん:
賞味期限が近くなっているのが一番大きな理由。商品自体は味も変わらず食べられるので、お買い得になっています

ブックオフでは2021年10月から、賞味期限が迫っているためメーカーや卸売業者が納品できない食品を買い取り、販売する取り組みを始めた。
ブックオフ5号札幌宮の沢店・工藤圭介さん:
食品ロス削減のように、SDGsに少しでも会社として貢献できれば
店頭には常時、約50種類のレトルト食品や調味料などが並んでいる。
来店客:
品質的に問題ないということであればいい
来店客:
早く食べた方がいいというものだったら協力したい

賞味期限が迫った食品は、値上げの春の強い味方になってくれそうだ。
(北海道文化放送)