政府は堀内ワクチン接種相を3月末で退任させ、4月以降ワクチン接種相の職務を松野官房長官に兼務させることを決めた。松野長官が29日の会見で明らかにした。
松野長官は「堀内大臣には3月31日の公務終了後に国務大臣の職を辞していただくことになった」とした上で、「岸田首相から五輪相については末松文科相に、ワクチン接種相については私にそれぞれ引き継ぐようにという話があった」と明らかにした。
その上で、松野長官は「3回目接種を希望する方が1日でも早く出来るだけ多く接種できるよう全力で取り組む」と強調した。
これは、堀内大臣が兼務している五輪担当相の設置期間が3月末で終わることに伴い、4月以降、閣僚の数が現在の20人から1人減り19人になることによるもの。
堀内ワクチン接種相は29日の会見で、退任について聞かれ「人事のことなのでコメントは差し控えたい」としながらも「政治家人生において貴重な経験で、全力で取り組んできた」と大臣在任期間を振り返った。