手数料だけで1800万円…15年ぶりの値上げへ

ガソリンなどの燃料の高騰が続く中、都内のタクシーが値上げになる見通しだ。

東京23区や三鷹市などのタクシー会社は、相次いで料金の見直しを申請。大手の国際自動車では、初乗りを現在の420円から500円に値上げし、今よりも短い228mごとに100円を加算することを要請した。

この記事の画像(4枚)

国土交通省が審査をし、早ければ2022年秋にも15年ぶりの値上げとなる。


つばめ交通・林泰子取締役統括部長:
コロナ禍で売り上げが本当に下がってしまったというところと、ガソリンも上がっておりますけれども、LPガスも同様にかなり価格が上がってきております。

コロナ禍で客が減っている上、燃料が高騰。さらにキャッシュレス決済の利用数も増えたため、機器の導入や手数料の支払いなどで費用がかさみ、追い打ちとなったという。

取材した都内のタクシー会社「つばめ交通」では、キャッシュレス決済の手数料だけで年間1800万円近くもかかるという。


つばめ交通・小泉純也乗務員:
運賃改定で料金が上がると少しは助かると思います。


一方、タクシーを利用する客は…


30代女性A:
料金は安くなってほしいですね。

30代女性B:
ちょっと高いイメージは正直あります。

20代女性:
必要だったら乗るし…

40代女性:
景気を何かしらの形で誰かに還元できればいいなという気持ちもあります。

(「イット!」3月25日放送分より)