高知・四万十町にあるJR窪川駅の近くで、仮装した人たちや「かかし」が観光列車をおもてなしし、話題となっている。

「乗客を喜ばせたい」かかしと一緒にお出迎え

今にも踊りだしそうな男女に、ランドセル姿の小学生。
JR窪川駅のそばに、かかしがズラリと並んでいる。

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その中にある、ひょうきんなかかし。

(Q.今、かかしの気分ですか?)
田村梅一さん(87):
そう!なりきっています

実は、この10分前…

(Q.この衣装は何ですか?)
田村梅一さん(87):
かかしですね。“人間かかし”になるつもりで、衣装を着ているんです

かかしの正体は、近くに住む田村梅一さん(87)。

田村さんが待っていたのは、JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」

土・日・祝日を中心に、土讃線の高知・窪川間を1往復している。
田村さんは乗客に喜んでもらおうと、2021年8月から、折り返し地点となる窪川駅で妻の多鶴さん(86)、そして、かかしと一緒に乗客を出迎え、見送っている。

生まれも育ちも四万十町で、合併前の旧・窪川町の職員だった田村さん。
人を喜ばせるのが好きで、退職後も仲間と一緒に、福祉施設などで歌や踊りを披露してきた。

かかしは観光列車の乗客を歓迎するために、町などが企画したコンテストへの出品作品でもある。

住民みんなで仮装…30人近く集まることも

乗客をもてなすのは、田村さんとかかしだけではない。

(Q.コンセプトは?)
住民:

昔作ったのを取り出してきた。目立つから

(Q.仮装でおもてなしはどうですか?)
住民:
楽しいですよね。毎回来るのが楽しくって楽しくって。ここへ来ると全部忘れちゃう、嫌なことも

多い日には、30人近い住民が。
田村さんの思いを受け、思い思いの姿で現れるようになった。

午後3時13分、いよいよ折り返し列車が動き出す。
田村さんも、今度は「どじょうすくい踊り」の衣装に着替えて見送る。

田村梅一さん(87):
観光客が1人でも増えていただいたら、町のためにもなるし、コロナで沈んだ中で、気晴らしにもなるんじゃないかと、わたしも頑張っている

(Q.これからも体が続く限り?)
田村梅一さん(87):
はいそうですね。頑張りたいと思います。ひとつの生きがいにしたいと思っております

ふるさとを旅の1ページに刻んでもらおうと、田村さんたちはこの週末も手を振り続ける。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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